送ったメールが、「迷惑メールフォルダ」に!?

今回は、迷惑メール対策編です。

迷惑メールフォルダ

対策編とは言っても、襲い来る迷惑メールへの対策ではなく、届けたいメールが迷惑メール判定されてしまうことへの対策です。
迷惑メールと判定されないようにするためには、迷惑メール対策技術がどうなっているかを知る必要があります。

簡単に3つにまとめてみました!
【1】メールそのものの特徴で迷惑メール判定
メール内のキーワードや添付ファイル、メールの容量など
【2】学習型フィルタ
ユーザーの迷惑メール判定などによって学習をして迷惑メール判定の精度を高めていくフィルタ
【3】サーバーでの迷惑メール判定
メールの送信経路、送信元や送信数などで判定。

迷惑メールになってしまう原因として一番思い浮かぶのは、【1】かもしれません。
しかし、こちらから送ったメルマガなどのメールが迷惑メールになる原因として考えるべきは、【2】と【3】です。

【2】の学習型フィルタは、ユーザーが「自分にとって」迷惑なメールに迷惑メールマークを付けたりすることによってそのメールを迷惑メールと判定するようになるわけです。
承認を得て送っているメルマガでも、関心が無くなったユーザーは面倒な配信停止手続きをせずに、迷惑メールフォルダ行きで済ませたりします。
それによって、メルマガが迷惑メールフォルダ直行になったりするのです。
もちろん、一人の一回の判定で迷惑メール扱いされるようになることはありません。ただ、複数の人に判定されたりすると迷惑メールフォルダ行きの可能性がでてきます。

【3】もメルマガに絡んでくる要素です。メールが届くまでの過程で、踏み台となるオープンリレーサーバーを挟んだり、送信元を詐称したりなどがある場合は、高い確率で迷惑メール扱いになります。
メルマガなどで何千・何万・何十万のメールを一括送信することもある思いますが、大量送信もサーバーで留められたりする場合があります。
無料Webメールサービス(hotmailなど)では、500件以上の同時接続禁止などの条件があるものもあります。
また、エラーメールの割合が一定以上だった場合、その送信サーバーからのアクセスを受け付けないなどの厳しい対策をしている場合もあります。
ですから、メールを大量送信する際のメールアドレスのリストは、きちんとクリーニングしておく必要があります。配信停止請求がなされたものはもちろんのこと、宛先不明で戻ってきたメールへの対応も忘れてはなりません。
いつも迷惑メールを送ってくるサーバーを登録したリストで接続を拒否するブラックリストという迷惑メール対策を、ごく少数ですが、導入しているところもあります。
そのリストに共用のサーバーが登録されている場合は最悪です。自分は悪くないのに、自分の送ったメールは全く相手に届かない!なんてことが起こってしまうのです。
メールを送信するサーバーも選ばないとダメということですね。

以下に迷惑メールの主な対策技術についてまとめてみました。どの段階で迷惑メール扱いされるか、段階ごとに分けています。
一部技術ではないものも混じっていますが、網羅性を損なわないための方策ですのでご了承下さいませ。

●迷惑メール対策技術:送信側編
☆送信トラフィック制御
送信メール数制限を行う
契約後一定期間など
☆送信者認証(ドメイン認証)
メール送信者の詐称を防ぐ。
スパムメール送信者は送信元詐称を行うことが多いため。
・IPアドレスに基づくドメイン認証
・SPF(Sender Policy Framwork)
・電子署名に基づくドメイン認証
・DKIM(DomainKeys Identified Mail)
☆Outbound Port 25 Blocking(OP25B)

●迷惑メール対策技術:受信サーバー編
☆キーワード判定
・ブラックワード
・メール容量
・添付ファイル
・ハイパーリンクの有無
☆送信元認証による判定
・ブラックリスト
サーバーのIPアドレスリスト
・グレーリスト
配信を一旦拒否、不正なサーバーはあまり行わない再配送を待つ
・レピュテーション(Reputation)
発信元サーバーの信用度をこれまでの履歴などから格付けする
☆内容参照による判定
・ベイジアンフィルタ
統計学的に分析。学習を積むことで精度が上がる
・ヒューリスティック フィルタ
迷惑メールの可能性のある要素を点数化。その集計で判定
・シグネチャ フィルタ
多数の迷惑メールの特有の特徴を抽出。受信したメールとの比較を行う
シグニチャ(セキュアハッシュ値)の利用
・URLコンテンツカテゴリ フィルタ
メール中のURLをURLブラックリストのURLと比較
☆受信トラフィック制御
・連続メール受信制御
(同一IPからの一定期間内に送信されるメールを制御する)
・エラーメール受信制御
(特定のIPアドレスからのエラーメールを受信した場合、次以降制御する)
☆ホワイトリスト
・ホワイトリスト(送信者アドレス・ドメイン)
事前のリスト化が難しいので、誤判定したらリストに追加
・ホワイトリスト(ヘッダ、本文)
受信許可するメール中の固有のキーワードなどを登録

●迷惑メール対策技術:ユーザーのパソコン編
☆メーラーによるフィルタリング
☆セキュリティソフトによるフィルタリング

【おまけ】大手のフリーメールの迷惑メール対策
Webメールサービスの迷惑メール対策

世界中で流通するメールの約70%が迷惑メールという調査結果がある現在、迷惑メールによる経済的損失の大きさが言われています。
迷惑メール対策は日進月歩で、迷惑メール送信側も日々進化しています。
完全いたちごっこ状態。迷惑メールになる可能性がゼロのメールはないというのが、私の結論でした。

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